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感染症と伝染病の違い

感染症と伝染病の違い

動物や人間の生活している場所には、無数の微生物が存在します。しかし、そのほとんどは無害だったり、人間にとって良い効果を生み出す微生物もあります。

 

問題なのは、それらの中には有害で病気を引き起こす微生物もいるのです。

 

微生物が動物の身体の中に棲みつき増殖していくのを感染といいます。
この感染の結果、身体の働きに支障をきたし障害が起きてくるのです。

 

このような微生物の感染によって引き起こされる病気を感染症と呼び、
その中で、動物から動物へと感染していく病気を伝染病といいます。

 

破傷風菌などは土の中にいて、汚染された土に動物が触れたり、口にしたりすると感染しますが、動物から動物へと感染することはないので、伝染病ではありません。一方、ジステンパーなどは犬から犬へ感染するので伝染病なのです。

 

愛犬には定期的に健康診断を

犬が微生物に感染すれば必ずしも病気になるとは限りません。
一見、元気な犬でも、実際には病原体となる細菌やウィルスを持っていることもあります。

 

病原体の中には人間に感染して病気を引き起こす微生物があるので、愛犬には定期的に健康診断を受けさせることが重要です。


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パルボウイルス性腸炎は、離乳期以降の犬が感染し、広く発生します。激しく嘔吐し、嘔吐が始まってから6〜24時間後から、度々下痢をするようになります。下痢は灰色または黄色がかった灰色っぽいのですが、だんだん、ドロドロした粘液状の下痢便になります。症状が重いときには血液が混じり、ひどい悪臭もする場合があります。嘔吐と下痢のために脱水症状になり身体が衰弱してショック状態になることもあります。嘔吐と下痢が激しいので、飼い主は犬の異変にすぐ気づきます。感染経路パルボウイルス性腸炎は、イヌパルボウイルスに感染することで発病しますが、日本において1980年代に大流行したことがあります。ウィルスの感染経路は、感...
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